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2015年度日仏ロボットデザイン大賞発表
 
大 賞
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2015年度日仏ロボットデザイン大賞発表
2015年度日仏ロボットデザイン大賞発表
日本のロボット技術は世界をリードしています。さらにデザインというソフト面が加われば日本の知性と感性が牽引することができると確信しています。この賞は、ロボットの世界において、デザインの国、フランスと日本のクリエイターの交流をはかり、同時に未来を担う子供たちの創造性を育むために創設しました。デザインは人を喜ばすことを考える学問といえます。そのような心を子供たちに育ませることが大切だと考えています。

今回のテーマは「東京オリンピック」です。オリンピックをテーマにすると競技で活躍するロボットを描きがちですが、今回、オリンピックを取り巻く環境や安全、さらに人間への思いやりをロボットで表現する作品が多くありました。機能面だけでない心遣いのあるロボットを子供達が創造してくれたことに、有望な未来を感じています。

最後に、この賞を通じて子供たちがお互いの国を理解できる一端となれば幸いです。

 
今回は初めてのテーマなのでどうなるかと思いました。子供は競技に寄り添ったロボットを考えがちになると思いましたが、ちゃんと俯瞰して見ているようです。どちらかというと選手に憧れるものだと思いましたが、応募してくれた子たちは視野が広く、来る人たちのケアについて考えているものが多く、面白いです。 社会の中で働く人たちにどういうふうに手助けをできるか、という事をデザインするコンテストなので、そこを子供達がちゃんと見ていたというのがよかったです。子供達がオリンピックについて考えるいい機会になったなと思います。

●松井龍哉(まつい たつや、1969年)
東京都出身のロボットデザイナー。フラワー・ロボティクス株式会社代表。ヒューマノイドロボット「SIG」・「PINO」・「POSY」やマネキン型ロボット「Palette」などを開発。幅広いロボットデザインの普及に努めており、世界的にも注目を集めている。また、2006年3月に就航した新規航空会社スターフライヤーのトータルデザインを行ったことでもしられている。2013年ヨーロッパを代表する権威あるメディア「Le Monde 4月FUTUR特集号」の表紙にPOSYが特集記事にて掲載された。

 
 
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