日仏芸術文化協会は1999年9月に東京都から認証を受けて20周年になりました。 将来を担う両国の子供達の創造性と想像力を育む役目を果たせればという想いがあります。「日仏ロボットデザイン大賞」を創設してから11年になります。創設の理由は、ロボットは将来私たちの生活に必ず入ってくるという確信がありました。11年たった現在、多くのロボットが私たちの生活に関わってきています。かわいい、癒される、元気にしてくれる、という人間の感情、情緒に応えるようなロボットも出現し始めています。 今年のテーマは「人間と何かを一緒にするだけのロボット」です。例えば「ひきこもっている子」と同じように「ひきこもっているロボット」。 そのひきこもっている子は、そのひきこもりのロボットを見て、どう思うのでしょうか? 日本の科学技術とフランスのアート力が相まって人間の感情とうまく交流できるロボットが世界に広まっていくような予感がします。両国の子供たちが交流を深めながら、より良い世界、さらに未来について考えるきっかけになれば幸いです。