特定非営利活動法人日仏芸術文化協会  
 
第6回日仏ロボットデザイン大賞

     
     
     
 
●特長
この乗り物は車椅子をモチーフに創作したロボットです。
私の祖母が車椅子を使用しており、その際、利用者ならではの悩みをよく聞きました。
それを踏まえ、ロボットの機能を通じて車椅子の欠点がカバーできる乗り物を考えました。
名前の「UKIUKI」は、利用者がウキウキした楽しい気持で利用して欲しい思いと、雲で椅子が「浮く」言葉をかけた意味です。
見た目は車輪を雲、足掛けを虹の形にし、雰囲気から明るい乗り物になっています。また、長時間座りやすいクッション型の椅子になっています。
 
●松村 礼央先生 講評
提案者が「自身と車椅子利用者との日々の生活の中で感じた悩み」を課題として扱った点を高く評価した。
イラストについても、利用者の目線や感情を課題としてよく汲み取っており、わかりやすく、伝わりやすい点を評価した。
一方で、課題の解決方法についてはもう少し踏み込んだ考察、つまり科学的な視点もあるとなお良かった。
本件を通じ、提案者がその着眼点を育むことで、車椅子利用者との時間をより良く過ごせることを切に願っている。
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