Association des Art Franco - Japonais  
2014年度日仏ロボットデザイン大賞発表
 
大 賞
優秀賞@

優秀賞A

優秀賞B
優秀賞C
優秀賞D
入賞@
入賞A
入賞B
入賞C
入賞D
入賞E
 
 
日本のロボット技術は世界をリードしています。さらにデザインというソフト面が加われば日本の知性と感性が牽引することができると確信しています。この賞は、ロボットの世界において、デザインの国、フランスと日本のクリエイターの交流をはかり、同時に未来を担う子供たちの創造性を育むために創設しました。デザインは人を喜ばすことを考える学問といえます。そのような心を子供たちに育ませることが大切だと考えています。

今回のテーマは「未来の農業に存在するロボット」です。日本の農業は人手不足や自給力の低下が顕著です。このような様々な問題を踏まえた上で、未来の農業について想像し、そこに存在するロボットをデザインすることにより、広く農業への理解を深めることに貢献すると考えます。また、本大賞は農業に接することのない都会の子供たちが農業について知り、考えるいい機会になると思います。共に食文化を大切にする、日本とフランスなどにおいて開催することにも意義があります。

最後に、この賞を通じて子供たちがお互いの国を理解できる一端となれば幸いです。

 
今回はみなさんの発想がおもしろいのと、技術的にユニークな発想、それを表現する絵のうまさがポイントになっていました。国によって色の使い方や絵の具の使い方、説明の仕方などが異なりとてもおもしろかったです。また、みなさんがとても細かくいろいろ描いてくれたので、審査していて楽しかったという印象が大きかったです。だいたいロボットをデザインするとなると、擬人化してしまうものが多いですが、機能的にうまくおさめて、可愛い動きをしそうな良いデザインのものもありました。

●松井龍哉(まつい たつや、1969年)
東京都出身のロボットデザイナー。フラワー・ロボティクス株式会社代表。ヒューマノイドロボット「SIG」・「PINO」・「POSY」やマネキン型ロボット「Palette」などを開発。幅広いロボットデザインの普及に努めており、世界的にも注目を集めている。また、2006年3月に就航した新規航空会社スターフライヤーのトータルデザインを行ったことでもしられている。2013年ヨーロッパを代表する権威あるメディア「Le Monde 4月FUTUR特集号」の表紙にPOSYが特集記事にて掲載された。

 
 
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